参拝の基本を覚えて初詣へ!
お正月の一大行事
といえば、やっぱり初詣ですね。
「寒いし、面倒くさい……」というのがホンネでも、「行かないと、なんとなく落ち着かない」と家族や友人などを誘って行く方も多いのでは?
初詣は、過ぎ去った一年への感謝を捧げ、新年の無事を祈願するものです。
ですが、参拝のマナーを知らず、周りの様子をうかがいながら「見よう見まね」でやっているという方もいるかもしれませんね。
最近では日本人よりも前もって調べてきた外国人の方が正しい参拝方法を知っている、なんてケースも。
自分の国のことですから、これではちょっと格好がつかないと思いませんか?
正しい参拝方法を覚えて、新しい年の始まりにふさわしい初詣にしましょう!
鳥居をくぐり抜けるときから、初詣は始まっています。
最初の鳥居から社殿まで続く道は「参道」と呼ばれ、神様のいらっしゃる場所へと向かう神聖な道。
鳥居をくぐるときにはお辞儀を忘れず、静粛な気持ちで一歩一歩進んでいきましょう。
ちなみに「参道」の中央は「正中(せいちゅう)」といわれ、神様の通り道と考えられていますので、できるだけ中央を歩くことは避けて端を歩くようにしてください。
ただ、初詣の時はどこの神社もたくさんの人でごった返しています。
無理にグイグイ進んでは、ケガやトラブルのもと。
神様もそんなことはきっと望んでいません。出来る範囲でいいと思います。
中央がダメなら右と左のどっち?という方のために。
神社や寺院によって決まりがある場合もありますが、基本的には左通行です。
お参りの仕方、覚えていますか?
さて、鳥居をくぐり神様の近くへ。
ようやく参拝の時を迎えますが、大体の方が一年に一度のことなので、「あれ?どうやってお参りするんだっけ?」なんて思うことでしょう。
基本的な方法をご紹介しますので、覚えておきましょう。
二回お辞儀
↓
二回拍手
↓
一回お辞儀
の「二拝二拍手一拝」の作法で大丈夫です。
知り合いに、
二回ペコリ、パン、パン、一回ペコリ
と、謎の呪文のように覚えている友人もいますが、
覚え方は人それぞれで良いと思います。
そしていよいよお願いごとです。
「健康」「金運」「仕事運」はたまた「縁結び」……と、欲張る気持ちも分かりますが、「去年一年を平穏に過ごせました、ありがとうございました」と、まずは感謝の気持ちを伝えることを忘れずに!
ちなみにその時に、自分の名前と住所を伝えることも大事です。
いくら家族の健康を願っても、どこの誰の家族かは、たとえ神様でもわかりませんからね。
参拝のマナーの根底にあるのは、「神様への敬意」です。
神様を敬う気持ちがあれば、おのずと参拝にふさわしいふるまいにつながるのではないでしょうか。
古くから私たちを見守ってくださっている神様に感謝の気持ちを持って、一年のはじめのご挨拶をしたいものですね。
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