手遊び歌いくつ知ってますか?

小さな頃に覚えた歌って、どうして大人になっても忘れないのか不思議に思ったことはありませんか?
何年経ってもメロディが流れてくると、歌えたり振りを覚えていたりする自分にびっくり!なんて経験はみなさんにもありますよね?それは、どの国でも意外と同じようです。

●海を越えてやってきた歌たち

保育園や幼稚園、小学校などで教わった手遊び歌。おに~のパンツはいいパンツ♪つよいぞー♪つよいぞー♪と歌う「鬼のパンツ」は、子どもの頃に多くの人が歌った経験があるはず。これは、イタリアの歌「フニクリ・フニクラ」が原曲の手遊び歌。
しずかなこはんのもりのかげから♪もうおきちゃいかがとカッコウがなく~♪は、「静かな湖畔」というスイスの伝統曲といわれています。日本では輪唱で楽しむ歌ですが、海外では「Itsy Bitsy Spider(ちっちゃなクモ)」という題名で、手で小さなクモから大きなクモまでいろいろなクモを表現する手遊び歌です。他にも、良く知られている「幸せなら手をたたこう」は、「If You’re Happy and You Know It」。「大きな栗の木の下で」は、「Under the Spreading Chestnut Tree」と、どちらも英語の歌を日本語に訳したもの。振付はほぼ同じです。 さらに進化した手遊び歌が、「グー・チョキ・パーでなにつくろう」ではないでしょうか。こちらも原曲はフランス。もちろん、英語訳もあります。しかし、こちらは「覚える歌」ではなく「考える歌」ですね。グー・チョキ・パーを使って何が表現できるか。YouTubeなどで検索すると、海外でも人気のアニメのキャラクターを表現したものなど、いろいろなものがたくさん出てきます。

●子どもの遊びは世界共通

手合わせをしながら遊ぶ「ずいずいずっころばし」「おちゃらかほい」「みかんの花咲く丘」など、日本独自の手遊び歌もたくさんありますが、手遊び歌の良いところは、いろいろな国で知られている共通の歌が多いこと。お互いにあれこれ難しく考えず「子どもの頃、こんな遊びしたことない?」「このアニメ知ってる?」など、少し歌ってみれば、「ああ、それ知ってる」「私たちの国では、こういう風にしている」など、会話やお互いを知る良いきっかけになると思います。外国の方からすると、日本人はあまり自分からは積極的に話しかけないという印象をもっていると思うので、きっと嬉しいサプライズになると思います。手遊び歌をはじめ、子どもの頃の遊びを思いだして、いろいろな国の人とのコミュニケーションを楽しんでみてください!

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